ジルコニア
近年、歯科の修復物に使用されるようになったジルコニアは、人工ダイヤモンドとも呼ばれる素材で金属にも勝る非常に高い強度と硬度を有しながら、天然歯と同様に白色で光を透過する素材です。また、吸水性や経時的劣化もなく非常に安定しており、歯牙の修復に適した素材と考えられます。
短所として考えられるのは、天然歯よりも硬度が高いことが挙げられます。
ジルコニア単体で修復物を製作することも可能ですが、セラミックスと併用することで硬度を天然歯に近づけ、さらに審美性に優れたクラウン等を製作することができます。
ジルコニアの症例
術前術後の症例
1) 50代女性 上顎前歯ジルコニアポーセレンブリッジ
術前
右上2 円錐歯
左上2 メタルボンド
歯頸部CR充填
術後
上顎3~3 ジルコニアポーセレン連結
2) 60代男性 上下前歯ジルコニアポーセレンブリッジ
術前
上左右3 メタルガイド
術後
上下顎3~3 ジルコニアポーセレン連結
3) 60代女性 上下前歯ジルコニアポーセレンブリッジ
術前
上顎3~3 メタルボンド
術後
上顎3~3 下顎2~2 ジルコニアポーセレン連結
4) 60代男性 上下前歯ジルコニアポーセレンブリッジ
術前
上顎 メタルボンド
術後
上下顎3~3 ジルコニアポーセレン連結
5) 30代女性 上顎前歯ジルコニアポーセレン単冠
術前
右上12 メタルボンド
術後
上顎2~2 ジルコニアポーセレン単冠